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行為障害(素行症)とは?問題行動の裏側にある“伝えられない気持ち”に寄り添うために
こんにちは。ショートステイフレンドです。
私たちは、札幌市の清田区・東区・中央区・北区・白石区・厚別区・豊平区・南区を中心に、障がいのあるお子さまのショートステイを行っております。
日々お子さまと向き合っていると、「乱暴なことをする」「物を壊す」「嘘をついてしまう」など、一見すると“問題行動”と受け取られがちな行動に出会うことがあります。その背景には「行為障害(こういしょうがい)」という発達や精神面の課題が関係していることもあるのです。
今回は、「行為障害」という言葉に不安や疑問を感じている親御さんに向けて、その特徴や原因、関わり方のヒントなどをご紹介していきます。
「行為障害」とは?どんな特徴があるのか
行為障害とは、子どもや思春期の時期にみられる「反社会的・攻撃的・反抗的な行動」が慢性的に続く状態のことを指します。医学的には「素行症(Conduct Disorder)」とも呼ばれ、以下のような行動が繰り返されることが特徴です。
・物を壊す、盗む
・嘘をつく、他人をだます
・人や動物に対して暴力的な行為をする
・親や先生の指示に強く反発する
・ルールや社会的な約束を無視する
一時的な反抗期やストレスによる行動と区別がつきにくいため、見過ごされてしまうこともありますが、行為障害は継続的・反復的な問題行動が長期間にわたり見られる状態です。
行為障害の背景には、必ず“理由”がある
「どうしてこんな行動をするのか分からない…」
「育て方が悪かったのではないか…」
そんな風に悩んでしまう親御さんも少なくありません。
でも、行為障害の背景には、家庭環境や発達の特性、脳の機能的な偏り、過去のトラウマ経験など、さまざまな要因が複雑に絡み合っていることがわかっています。
たとえば、
・幼少期に適切な愛着形成が得られなかった
・ことばで気持ちをうまく表現できない
・感情のコントロールが苦手
・ADHD(注意欠如・多動症)やASD(自閉スペクトラム症)などの発達特性がある
といった場合、周囲とうまく関われず、結果的に「暴れる」「反発する」といった手段で自分を守ろうとすることがあります。
つまり、“悪い子”なのではなく、“つらい子”である場合が多いのです。
行為障害の子どもとどう関わればいいのか?
行為障害のあるお子さまに対しては、「叱って直す」「ルールで押さえ込む」といった対応では、逆効果になることがあります。
むしろ、「理解されていない」「否定された」と感じることで、より強い反発や孤立を招いてしまうことも。
そこで大切なのは、「行動の背景にある気持ち」に目を向けることです。
・なぜその行動をとったのか
・本当はどんな気持ちだったのか
・うまく言えなかった言葉は何か
すぐに答えが出るものではありませんが、否定せずに寄り添い、少しずつ信頼関係を築いていくことが、長い目で見たときの支えになります。
また、必要に応じて、専門医や児童精神科、発達支援の専門機関と連携しながら支援を受けていくことも選択肢のひとつです。
ショートステイフレンドで大切にしている関わり
私たちショートステイフレンドでは、「一見“問題”に見える行動には、理由がある」と考えています。
たとえば、物を投げるお子さまには、「助けてほしい」「イライラしてる」という気持ちがあるのかもしれません。言葉で言えない代わりに、行動で表現しているのです。
だからこそ、私たちは「その行動をどう止めるか」ではなく、「何を伝えたいのか」「どうしたら安心して過ごせるか」に焦点を当てて関わっています。
特に、送迎の車内や食事の時間、遊びの中など、日常のちょっとした会話やまなざしのやりとりを大切にしながら、お子さまの“素”の部分に寄り添えるよう意識しています。
また、ご家庭での困りごとやお悩みについても、気軽にお話しいただけるような関係づくりを目指しています。
行為障害のあるお子さまの「もうひとつの居場所」として
行為障害のあるお子さまが、安心して過ごせる場所は、実はまだまだ限られています。
学校や園、地域の集まりなどでも「トラブルになりやすい」と敬遠されたり、親御さんが「迷惑をかけてしまうかも…」と気をつかってしまうことも多いのではないでしょうか。
私たちショートステイフレンドは、そんなご家庭の“もうひとつの安心できる選択肢”でありたいと考えています。
お子さまが「ここなら大丈夫」と感じられる空間を提供すること。
親御さんが「少し気持ちがラクになった」と思える時間をつくること。
そのために、スタッフ一同、心を込めて日々の支援を行っています。
まとめ|「行為障害」は“関係づくり”で支えていける
行為障害(素行症)は、見た目の行動だけで判断すると「困った子」「厄介な子」と誤解されてしまうこともあります。
けれど、その奥には「気づいてほしい」「助けてほしい」というサインが隠れているかもしれません。
私たち大人にできるのは、行動の裏側にある気持ちに寄り添い、否定せずに関わり続けること。
ショートステイフレンドは、そんなお子さまや親御さんにとって、「もうひとつの居場所」として、これからも支え続けていきます。
「うちの子でも利用できるかな?」と迷ったときは、まずはお気軽にご相談ください。
見学や送迎体験も可能です。

