発達障害のあるお子さまの「パニック」──困りごとの裏にある本当の気持ちとは?

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発達障害のあるお子さまの「パニック」──困りごとの裏にある本当の気持ちとは?

こんにちは。ショートステイフレンドです。

 

私たちは、札幌市の清田区・東区・中央区・北区・白石区・厚別区・豊平区・南区を中心に、障がいのあるお子さまを対象としたショートステイを運営しています。

 

日々、たくさんのお子さまと接する中で、「突然怒り出す」「泣き叫ぶ」「手がつけられない状態になる」といった“パニック”の場面に立ち会うことがあります。

 

とくに発達障害のあるお子さまは、感覚の過敏さや環境変化に対する不安から、強い不快感を覚え、パニック状態に陥ることがあります。

今回は発達障害やパニックというキーワードに焦点を当てながら、その背景や対応のポイント、私たちの現場での向き合い方についてご紹介します。

 

「パニック」とはどんな状態?発達障害と関連する理由

 

一般的に「パニック」というと、大きな声を出したり、泣き叫んだり、物を投げたりという激しい行動をイメージされるかもしれません。

 

しかし実際には、感情が高ぶって思考が停止したり、突然黙り込んだり、自分の手や頭を叩くような行動に出たりと、表れ方はお子さまによってさまざまです。

 

発達障害(自閉スペクトラム症・ADHD・LDなど)のあるお子さまは、次のような要因からパニックを引き起こしやすい傾向があります。

 

・環境の変化に対応するのが苦手(急な予定変更など)

 

・感覚が過敏で、音や光、触感が強い刺激になる

 

・他者の言動や表情をうまく読み取れない

 

・言葉で気持ちを伝えるのが難しい

 

・自分のルールやこだわりが強く、それが崩れると不安になる

 

「わがままを言っている」のではなく、本人にとって“どうにもできない不安や混乱”がパニックとして現れているのです。

 

パニックの原因は、目に見えない「不安」や「予測不能」

 

発達障害のあるお子さまにとって、「見通しが立たないこと」は非常に大きなストレスになります。

 

たとえば、

 

・予定していたおやつの時間が突然変わった

 

・好きなおもちゃを別の子が使っていた

 

・思っていた言い方とちがう言葉で注意された

 

こうした“想定外”の出来事が、「なにが起きたか分からない」「どうしたらいいか分からない」という感覚につながり、パニックを引き起こすきっかけになります。

 

また、本人にとっては小さな違和感でも、それが積み重なった結果、突然大きな爆発のようなパニックになって表れることも少なくありません。

 

パニックの予防と対応──大人ができるサポートとは?

 

パニックへの対応は、「起きてから慌てて対処する」よりも、「起きないように環境を整える」ことが何よりも大切です。

 

私たちが現場で大切にしているのは、次のような工夫です。

 

・予定や活動を事前に視覚化して伝える(絵カード、スケジュール表など)

 

・静かな環境や休める場所を確保する

 

・「これから何をするか」「どう変わるか」を繰り返し説明する

 

・お子さまの“こだわり”を尊重し、無理に変えようとしない

 

小さな変化にも気づき、早めに気持ちを切り替えるきっかけをつくる

 

万が一パニックが起きた場合も、無理に制止したり叱ったりせず、落ち着くまでそっと見守ったり、安心できる言葉をかけたりする対応を心がけています。

 

「今はつらい時間だけど、ちゃんと終わる」「自分の気持ちをわかってくれる人がいる」

そう思ってもらえるだけで、パニックの時間が短くなることもあるのです。

 

ショートステイフレンドの支援──パニックも“その子らしさ”のひとつとして

 

ショートステイフレンドでは、「パニックを起こす子だから預けにくい」と感じている親御さんにも、ぜひ一度ご相談いただきたいと思っています。

 

私たちは、「パニック=迷惑」ではなく、「その子が精一杯サインを出している」と受け止めています。

 

とくに言葉で感情を伝えるのが苦手なお子さまの場合、泣く・叫ぶ・叩くといった行動でしか表現できないことがあります。

だからこそ、その行動の裏にある“気持ち”に注目し、丁寧に受け止めることを大切にしています。

 

パニックが起きたあとも、「叱られるのでは」と怯えるのではなく、「わかってくれる人がいてよかった」と思ってもらえる関わりを目指しています。

 

親御さんが一人で抱えこまないために──「安心して頼れる場所」を持つ大切さ

 

発達障害のあるお子さまの子育ては、喜びもたくさんありますが、一方で予測不能な行動や周囲との関係性に悩む場面も少なくありません。

 

とくにパニックが頻発する時期は、親御さん自身が「いつ爆発するか分からない…」と緊張し続けてしまい、心身ともに疲弊してしまうこともあります。

 

そんなとき、「頼っていい場所」「預けられる場所」があることは、大きな支えになります。

 

ショートステイフレンドでは、送迎にも対応しており、「今日はちょっと疲れたな」と感じたときでも気軽に利用できる環境づくりを目指しています。

 

お子さまの気持ちも、親御さんの気持ちも、どちらも大切にしたい──

その想いで、日々の支援を行っています。

 

まとめ|パニックは「困った行動」ではなく「助けを求めるサイン」

 

発達障害やパニックという言葉に、不安や戸惑いを感じている方も多いかもしれません。

 

でも、私たちは知っています。

パニックは決して“わがまま”ではなく、「自分でもどうしていいか分からない」お子さまからの精一杯のSOSであることを。

 

そして、そのサインに気づいて、そっと寄り添ってくれる大人が一人でもいれば、お子さまは少しずつ、自分なりの落ち着き方を見つけていけるのです。

 

ショートステイフレンドは、パニックを含めた“その子らしさ”に向き合い、安心できる居場所を提供していきます。

 

「うちの子でも利用できるかな?」と感じたときは、いつでもご相談ください。

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